drug 47
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『二宮さん…』
「っん…ぁ…相葉っさんっ…」
ゆっくり、ゆっくり身体を開く。
髪一本だって愛しい。
指先で輪郭をなぞるように撫でながら、首筋を通り、鎖骨に触れる。
指先が当たる皮膚が、小さく揺れて、腰が浮くのを見ると、こっちも色々と我慢の限界で、左手でウエストを掴み、右手で頰に触れながら深く口づけた。
そのまま…左手を後ろに回して…割れ目に沿って中指を秘部に当てる。
「んぅっ…ふっ…」
塞いだ口から甘い吐息が漏れて俺を見上げて来る。
『キツいなら…今日は…』
病み上がりも良いところなのを承知で押し倒したが、やっぱり二宮さんの身体が心配になった。
そうしたら、この人は…。
怪我をしていない方の手で自分の膝裏を抱えて片方の脚を開いて見せる。
「冗談だろ?待ては無しって…誰が言った?」
妖艶な琥珀
歪なしがらみ
誘惑の…
甘い躾に
俺は尻尾を振って、従順に応える。
望むままに
望むままに。