libido 65
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yellow side
翔ちゃんちで勉強会。
その後の帰り道。
ズルいまーくん。
俺、まーくんとあんなエッチな事したのに、まだ慣れない。
突然の顔のアップとか、ギュッてされたりとか、ドキドキしてたまんない…。
みんなそうなのかな…俺、まーくん好きすぎなんだよな、マジで。
帰宅した俺は教科書を机に広げながら溜息をついた。
まーくんも同じくらい好きなら良いなぁ。
俺の事…同じくらい…
「はぁ~ダメだっ!!まーくんがあんな事言うから…勉強集中出来ないっ!!」
“キスしたくなっちゃう”
「バカ…」
コロンとベッドに転がって、制服のベルトを緩めた。
中に手を入れて、少し固くなっていた熱に指を絡める。
「んっ…っはぁ…」
まーくんの手を思い出す。
指が長くて、熱い手のひら。
どうしよう…止まんない…
上下させる手に力がこもる。
息が乱れて、後ろが疼いていた。
あの綺麗な体が俺を貫いて揺さぶりながら、うっとりした顔をするもんだからいけない。
イキそうになると、激しく腰を打ち付けて、奥にゴリゴリ当てられて…
唇を塞がれて、舌が俺のと絡み合って…
「ハァッ…ハァッ…んぅっ…っ!!っふぅっ!ぁっ…ハァ…ハァ…」
下着から手を引き摺り出す。
ベタベタと指の間にまで絡んだ迸りを見つめる。
「エッチ…したいな…」
俺は指をネチャネチャとくっつけて、糸を引く様をうっとり見つめ、息遣いが落ち着いたらベッドから立ち上がり、洗面所で手を洗った。
ぐるぐる渦を巻きながら流れる欲望を見下ろしながら、早く大人になりたいって思った。