libido 86
86
「ふぅ…ぁ…はぁっ…ハァぁっ…ぁっ…」
『気持ちいい?…カズここ、好きだよね?』
グチュグチュっと盛った熱に後ろに塗り余ったローションが塗りつけられる。
先端を包んでそこばかりグチュグチュと攻めるもんだから、ガクガクと痙攣しながらイクのを堪える。
『くふふ…可愛い。口からヨダレ流れてるよ。』
チュッと顎に滴る唾液を舐めとるまーくんがそのまま俺の両足を抱えて折り畳んだ。
「んっぁあっ!!」
『運動不足…解消しなきゃダメだね』
されるがまま力の入らない俺は膝裏に食い込むまーくんの指を感じながら目を閉じた。
その瞬間だった。
熱くてヌルヌルした先端が俺の中にジワリと突き付けられ、抉る。
「ハァッ…ハァッ!ぁあっ!」
『入っ…ったぁ…キッツ…』
「ま、まーくんっ…」
ギュッと首に腕を回す。
ハッハッと短く切れる息遣い。腰がいやらしくうねる。
『ちょっ!カズっ!馴染んでからっ!そんなっ!くぅっ…』
「ハァッ!ハァッ!もっとぉ…まっ…まーくんっ、もっと…して」
俺はまーくんを押し倒して逆転した体勢になった。
中が疼く。
普通じゃなくていい。
まーくんとなら
異常で構わないんだ…。
まーくんの胸に手をつき、大きく開いた脚を踏ん張りながら自分で腰を振った。
破廉恥でいやらしくて、何とも言い難いポーズなのに、下から揺れる俺の腰を持つまーくんは満足そうに目を細めている。
「またっ…大きくなった…」
中の杭が俺と目が合うたび膨らむ。
『カズが悪い』
そう言って下から激しく俺を突き上げた。
肌を打つ音がローションの音に混ざり、まーくんが小さく吐息まじりに呟く。
『ハァッハァッ…エッロイ…カズっ…ヤバい』
ガクガク揺れながら、何回も中イキして、内腿が震え痙攣する。
「やぁっ!ぃやぁっ!ダッ…ダメっ!ヤバい!ヤバいってばぁっ!んぅっ!」
まーくんに唇を塞がれる。
そのまま抱き上げられ正常位になると、片足だけ大きく開かされ、奥深く目掛けてガンガン腰を打ち付け始めた。
目がチカチカして、頭が真っ白になる。
いつもより乱暴に感じる行為が、どうしてだか心地よかった。
まーくんが、俺の言った事に怒ってるのを感じる。
ずっと一緒に居るって言ってるのに、信じない俺に苛ついてる。
それでいて、俺が好きで堪らないって伝わってくる。
手に取るように分かるまーくんの気持ちが、俺を壊すみたいに快楽に堕とす。
「まぁっ!くんっ!気持ちぃっ…ハァぁっ…奥ぅっ!…ぁああ~んぅ~~っっ!!!気持ちぃっよぉ~」
甘えるようにまーくんに抱きつく。
『くっ…ハァッ!カズっ!もうっイキそっ!ハァッハァッあぁ…ダメっ!出る出る!』
「出してっ」
俺の煽る言葉に一瞬まーくんの目が見開いた。
その瞬間、ギュッと最奥に叩きつけられた硬い熱から吐き出された白濁が中を満たした。
ドサッと俺の上に降ってくるまーくん。
汗だくな額を撫で上げて上げると、まーくんは俺の頰にチュッとキスをして耳元で囁いた。
『俺から、逃げられるわけないでしょ?』
そう言われて、残りの白濁さえ最奥に押し込むようにキツくズンッと突き上げられた。
俺はその快感で、まーくんと自分の腹を
ベタベタに汚した。