ninon's BOOK

オリジナルBL小説のブログです。

こんにちはまた明日 28

28

『舌を出して…』

俺は言われるがままに舌を出す。

『下から…掬うように…舐めて…』

掬うように…

俺は顔を傾け、反り勃った熱を下からゆっくり舐め上げた。

「…っはぁ…ンッ」

相葉くんが俺の髪を愛しそうに撫でるから、恥ずかしくなって俯く。

『ニノ…咥えて…舌も使って…さっき俺がしたみたいに…』

「上手く…出来ないかも…」

『大丈夫…ニノがしてくれるだけで…俺…もう結構ヤバいんで』

同じ男同士だっていうのに、興奮が尋常じゃない。

もう…頭の中は相葉くんの事でいっぱいだ。

開いた口内に相葉くんを咥え込む。

先端から滲んでいた精液が口の中で広がると、今までの抱擁と比べられないくらい満たされて行く感覚を味わう。

俺はまるで取り憑かれたようにソレをしゃぶった。

『ニノっ…そんなにしたら…すぐ出ちゃいますっ…』

「ちょうだい…相葉くんの…っはぁ…美味しい…」

『くっ…あなたって人は…とんだ淫乱ですよ』

「何でも…良いからぁ…んむっ…んぅっ…美味しい…」

『しょうがない人だ…一滴もこぼさず飲むんですよ』

相葉くんが俺の頭を支えると、喉奥に当たる程激しく腰を振り始めた。

「ングぅっ…っうぅっ…ンッ…ふっ!!」

目尻に涙が滲んで、息が苦しくて、意識が飛びそうになりながら相葉くんを見上げる。

『ハハッ…そんな顔して…本当にいけない人だ』

相葉くんはブルッと身震いし、翼をバサッとひと仰ぎすると、俺の口内に溢れんばかりの白濁を流し込んだ。

咥えたまま喉を鳴らす。

『っはぁ…っはぁ…上手に飲めましたね…』

「っは…相葉…くん…俺…身体…変だよ…何か…」

『…ニノ…もっと…欲しい?』

トロンととろけた視界に、相葉くんが優しく微笑むのが見える。

「もっと…もっと欲しい…」

『…俺も…』

相葉くんは俺を四つん這いにさせ、後ろから腰をぐいと持ち上げて来た。

『中で…沢山出してあげる…』

相葉くんの囁きに、俺の翼が反応して、大きく開いて俺自身の身体を押さえつけるように床に伏せた。

グチュっと押し付けられた先端が潜り込んで来る。

「ぅゔ…グゥっ…っはぁ…」

腹の中に熱い杭が打たれたように苦しい。

『ニノ…息を吸って…そう…吐いて…』

息を吐こうとした瞬間、相葉くんは腰を進めた。

「うわぁっ!…っっ!クッ…苦しぃ…」

『大丈夫…すぐ…良くなります』

ズルッと引き抜かれたかと思うと、強く握られた腰めがけ、太い杭が打ち込まれる。

「ぁあっ!…っやぁだっ!ンッ!ぁっ…あっ!ダメっ!奥っ!凄いっ!ヤダってっ!あいっ!…ばくんっ!…ヒィッ…ぁあんぅ!」

身体中がビリビリと…

痺れて

痙攣する

中にいる相葉くんが、ゴリゴリと奥を突き上げて…チカチカと視界に星が飛ぶ。

あまりの快感に、涙が溢れて、声を張り上げて…。

『ニノ…そんな事…どこで覚えるの?』

相葉くんがピストンするたびに中が痙攣して、我慢出来ず自分から腰を揺らし始めていた。

「だってぇ…も…ダメ…俺…おかしくなるっ」

思考が定まらない。

すると、相葉くんが腰を乱暴に引き上げ直し、激しく俺を揺さぶった。

ガクガクと揺れる身体、相葉くんの小さく漏れる声。

『くっ……イクっ…』

「ぁっ…はぁっ…」

頰が床に付いて、身体の力が抜けて行く。

「中で…出したのか?…」

『…身体に…俺を吸収してください…抜きますよ…』

「ぅ…ぁ…ぁっ」

ズルっと相葉くんの熱が引き抜かれる。

弓なりに反った身体は

そのままフローリングに突っ伏した。