ninon's BOOK

オリジナルBL小説のブログです。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

こんにちはまた明日 27

27 俺に覆い被さる男の背中には、大きな翼が生えていて、それは驚くほどに美しく、見ているだけで身体の芯が熱くなる。 下腹部で揺れる頭に指先を埋めて吐息を漏らす。 俺の盛った熱に絡む相葉くんの熱い舌は、あまりにもいやらしく俺を犯.した。 「ハッ…ぁ…

キミとボクの 52

52 息を止めて、時間が進まなければ そう出来るなら 俺はきっとおまえをここから 二度と出さないだろう。 どこかでそんな風に考えていた。 息苦しさはそのせいだったんだろうか。 全てが初めてだった。 自分のモノじゃない性 器を 握る事も…咥える 事も…。 …

雨音に  39

39 「まーくん…」 『…どうして…震えてるの?馴れてるだろ?』 まーくんが優しく肌を撫でる。 「意地悪言うんだな…俺、本当に…嬉しくて…」 『ごめん…そんな風に…言ってくれるなんて』 覆い被さるまーくんの体温が堪らなく俺を興奮させる。 耳たぶを甘く噛んで…

Missing〜from gimmick〜

Missing〜from gimmick〜gimmick「先生…解いて…」 ギリギリと食い込むロープ。 手首から滲んだ血がソレを染めるのに、俺はおかしい程に満たされて溺れていられる。 『今日は雨だ…痛むか?』 随分と長い間 外へ出ていない。 俺は後ろ手に縛り上げられ、シーツ…

gimmick 44

44 先生は暫く泣き止めないままだった。 許せなかった。 先生を本気にさせたソイツも、おかしくさせた周りも… だから、ゆっくり首に腕を回して、優しく引き寄せる事しか出来なかった。 先生は震えながら、俺に…… キスをして 呟いた。 『おまえが…好きだよ…』…

gimmick 39

39 一限開始のチャイムが鳴り響く。 『こんなところで….サボってちゃ…』 「先生が約束してくれたら….戻ります」 相葉先生は肩を竦め、 『約束?』 と、訝しげに眉をひそめた。 「俺を…拒まないで」 『二宮…』 「ずっと困った顔…。」 『困らせてる自覚はある…

gimmick 31

31 唇を舌先がなぞってくる。 キスとは言い難い卑猥な行為。 その後に、相葉先生の長い指が口内の舌を撫でる。 俺は言われもしないのに、ゆっくり、粘着質に指に舌を絡めて舐める。 視界は変わらず闇。 荒い息遣いだけが俺の知るところ。 相葉先生はゆっくり…

gimmick 6

6 「んっ!…ぁあっ!」 ズルっ…と階段から上靴が滑って結局一段登った足は階段から落ちた。 何?今の…声。 「先生っ…何か音が…」 『音?しねぇよ…足開け』 ドクン ドクン ドクン… 鳴り止まない心臓が走る音。 血がブワッと沸き立つ感じ。 二階に向かいかけた…