47 paradoxのオープン前、潤くんがグラスを拭きながら俺をジッと見つめる。 「な、なに?潤くん」 「ヤッただろ」 「え?何言ってんのよ、俺、昨日は」 「めっちゃ見えてるよ?首んとこ」 俺は暫く言われた意味を考えて、ハッとする。 首を手の平で押さえて…
46 Masato Rain- 龍我にグイグイ手を引かれマンションのエントランスまで来た。 「待てよっ!待てって!龍我!」 俺の手を引いていた龍我はピタリと立ち止まる。 俯いたまま顔を上げないし、手首を掴む手に更に力がこもるのを感じていた。 「いつから聞いて…
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