13 夕方、大野さんの腕をすり抜けてキッチンに入った。 黒い大きな冷蔵庫を開くと水のペットボトルが何本か並んでいて、そのうちの一つを取り出して蓋を捻った。 ベッドに入った時に降り出した雨は上がっている。 一睡も出来なかった。 窓ガラスを流れる雨の…
12 約束通り、大野さんはハンバーグ弁当を頼んでくれた。 広いリビングで、床に胡座をかきながら2人で食べた。 それから、一緒にお風呂に入って、髪を洗って貰って…ベッドで一緒に寝た。 勿論…何もないまま。 俺は大野さんの抱き枕みたいになりながら、冴え…
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