18 『じゃ、そろそろ帰るね。』 四杯目を飲み干して相葉さんは席を立った。 『自惚じゃないと良いんだけど…そんな顔しないで。』 俺は目が潤むのを感じて唇を噛み締めていた。 スーツのポケットから名刺を取り出した相葉さんは、俺にそれを手渡した。 『1番…
17 潤くんは1人呑みのお客さんに言った。 「今日、飲み過ぎじゃない?翔さん酔っぱらったらずっと髪かきあげるよね」 「ハハ、よく見てんなぁ。確かにぃ…今日はちょっと酔ったかも」 潤くんはウイスキーグラスに残るお酒を下げた。 「俺の奢りでいいからもう…
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