ninon's BOOK

オリジナルBL小説のブログです。

2023-06-24から1日間の記事一覧

高橋さんと藍くん  101

101 結局、誤解してつまらないヤキモチを妬いたのはほんの一瞬の出来事で終わった。 暗い非常階段の踊り場。 立ち上がった文也の手を引き、壁に押し付け、藍は薄い唇を堪能していた。 「もぅ…戻らなきゃ…」 「…もう少しだけ…」 藍は文也の腰を抱き寄せる。 …